赤い丸印の位置が北見市留辺蘂町
    (キタミシ ルベシベチョウ)お店のある所です。   
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 今はもういないお店の看板犬ルカ・マルコの思い出~
ルカは、その前からいた、ルツちゃんが
病気で急死し、元の飼い主で北海道犬を
繁殖している方に、ルツちゃんが死んだことを伝えたところ、変わりに連れてきてくれた、ルツちゃんによく似た、白い北海道犬でした。
ところが、ルツちゃんとは全く性格の面で大違いでした。先ず連れてきたその日、車の中に乗せていたゲージの中から引っ張ても引っ張っても一歩も動かず、全く出てくる気配なしで、やっと出てきたと思ったら、降りたその場から、梃子でも動かないぞっ、という感じで本当に困り果ててしまいましたが、取り合えずその頃使っていなかった空き店舗の方へ連れて行き中に入れておくことにしまし

連れて来てくれた元飼い主さんも帰って、後のお世話は私一人、とにかくその場から動いてもらおうとしても、必死に抵抗して動こうとしません。仕方なく何週間かはそこに置いたまま、ご飯や水を運び続けました。
その内、こんなことではだめだと思い、私の力の及ぶ限り外へ連れ出し、数歩づつでも歩かせようと、必死にリードを引っ張りお店の回りを行き来しようとしましたが、動かぬこと山の如しで、私の方が根負けしてしまう日々でした。リードを引く時は手袋・軍手をガッチリ付けて、負けないように抑えなければ、引っ張られ手の皮が擦り切れてしまうのではと思うほどでした。
それでも何とか悪戦苦闘を繰り返しながら、少しづつ散歩の体をなしてきました。ただ頻繁に、何かに驚くとすぐパニックを起こして、物凄い勢いで走り出すので、力が弱い私は、何度も転ばされる羽目になり、暫くはこの子とのお散歩は恐怖でしかありませんでした。
なんとか普通に(それでも時々パニックに、)散歩が出来るようになって来るのに、5年ほどかかりました。それなのに、こんな酷く辛いかたちでお別れすることになるなんて、本当にやり切れない気持ちです。
ルカちゃんが、誰かに見付けられ飼われ、まだどこかで生きているにしても、天国にいるにしても、安らかでいて欲しいと願っています
 マルコはルカがウチに来た次の年の冬に、ルカを頂いたお礼に、元飼い主さんの所に行った時、丁度仔犬のマルコが犬舎の回りをちょこちょこと走り回っていて、小さくて可愛くて、呼ぶと走って来て、すると飼い主さんがこの子持っていくかいと、最初、冗談かなと思っていたのですが、本当に言ってくれていると分かり、私はルカもいるし、私達の年齢も考え躊躇していたのですが、ウチの店主は即答で譲り受けてしまいました。
今まで多くの犬を飼ってきましたが、みんな捨て犬だったり、元飼い主が飼えなくなってもらって欲しいと言われ、大人の貰い犬ばかりだったので、仔犬から飼い始めた事はありませんでした。私も最初は譲って貰うのに躊躇はしたものの、コロコロとしていて可愛くて、初めての仔犬のお世話は、楽しくて嬉しかったのを思い出します。
仔犬はあっという間に大きくなり、仔犬だった時期があったのかしら、というくらい短い感覚です。
成犬になっているにもかかわらず、店主はまだまだ仔犬の感覚で、懐いているしなんでも素直に言うことを聞くだろうという感覚で、高をくくって放し飼いを続けた結果が、大間違いで心配した通り、国道に駆けだし車に跳ねられ、骨折してしまいました。

命に別状はなく、動物病院でボルトでつなぐ手術を受け無事に戻りましたが、それからは繋いで飼っています。当たり前ですね。
こんな山の中では、本当にいい番犬が必須で、マルちゃんは見知らぬ人や、知らない車が停車すると、必ず吠えて知らせてくれるのでとっても心強い味方でした。

キツネやエゾ鹿、熊などの野生動物達にも吠えて威嚇してくれていたので、エゾ鹿やキツネなどもあまりお店の敷地には入ってこなかったのですが、ルカ、マルコが居なくなってからは、その動物達が我が物顔で歩きまわるようになりました。そういう面でも私達を助けてくれていたんですね。
居なくなって今でも、本当に辛く寂しいです。
ルカちゃん同様、どこかで生きているにしても天国ににいるにしても、安らかでいて欲しいと願っています。
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